西武VSソフトバンク⑤ 半世紀以上スーパーアイドルでいられる理由とは！？ ついに始まる郷ひろみスペシャルライブイベント！！ 恋とお酒とラーメンと…第21回

21時半までに試合が終了しなかった場合はコンサート中止と言う過酷な条件の中、

 

なんとか21時前に試合が終わり開催の運びとなった郷ひろみスペシャルライブイベント。

 

試合終了後、グランドに小さなライトが何台か設置されますが

 

舞台と言った感じの舞台は設置されません。

 

（まさか大型トラックで乗りつけてステージにするつもりでは！？）

 

 

あまりに質素なステージに24年前の渋谷ゲリラライブ事件をしつこく思い出すおじさん。

 

 

 

「みなさん、ライオンズアプリのスマホライトやペンライトの準備はよろしいでしょうか？」

　

周りを見回すと既にペンライトを持ってスタンバっている方達がいます。

 

西武ファン、ソフトバンクファンも試合が終わったら共にノーサイドかと思っていましたが

 

ここにきて新たな第三勢力“HIROMI GO”ファンが参戦しています。

 

「それでは大きな拍手でお迎えください。郷ひろみさんの登場です！」

 

少しアレンジを変えた『2億4千万の瞳』のイントロが流れて郷ひろみさんが登場します。

 

曲のアレンジが違うので一瞬何の曲かわからずポカンとしてましたが

 

すぐにお馴染みのイントロに切り替わりお客さんも学生気分一同も

 

「億千万！億千万！」の大合唱。

 

（オリジナルのイントロは2億4千万のモノマネメドレー選手権で死ぬほど使われてるから

 

使わないのかな…）

 

 

もはやオリジナルの『2億4千万の瞳』のイントロを聴くと

 

郷ひろみ本人よりも近鉄のユニフォームを着た古賀シュウの中村紀洋モノマネや

 

ハゲヅラを被った神奈月の武藤敬司モノマネが脳内に刷り込まれています。

 

 

「ジャパーン！」

 

学生気分一行の前に座った外国人も曲がキャッチーなのですぐ覚えられたのか

 

2番からは一緒に歌ってますが外国人なので発音がやたら良いです。

 

（さすがネイティブ…）

 

負けずにこちらも『億千万コール』をネイティブっぽく歌って応戦。

 

そして郷さんも『2億4千万の瞳』、『ジャンケンポンGO!! 』2曲を歌い終わり叫びます。

 

「サンキュー！！」

 

一気にスペシャルコンサート終了の空気が流れる会場。

 

「アンコール！アンコール！」

 

それに反しておかわりを欲しがる学生気分の近くに席を陣取るHIROMI GOファン。

 

「サンキュー！」

 

アンコールの声が聴こえたのか再び絶叫するHIROMI GO。

 

「アンコール！アンコール！」

 

対立する２つのコールが交差したその時、HIROMI GOが突如、客席近くに走り出し

 

そのまま球場内を一周。

 

走り回ります。

 

「ひろみー！！」

 

自分の席近くまで走って駆け寄ってくれる郷ひろみさんにファンは大興奮。

 

感謝を述べながら、くまなく球場内を一周するHIROMI GO。

 

「ハァハァ…サンキュー！！ハァ…ハァ…」

 

荒い息遣いに臨場感を感じます。

 

 

アンコールをしていたファンはいつの間にやらコールをやめて

 

大ひろみコールをしています。

 

そして球場内を一周すると各方面に何度も手を振り全方向全てに一礼をし

 

素早くグラウンドから退散するHIROMI GO。

 

学生気分も、もう1曲聴きたい気持ちが大いにありましたが大スターが

 

わざわざ自分の席近くまで駆けつけ手を振ってくれた感動がそれを上回りいつの間にやら大満足。

 

（これが1971年から半世紀以上愛され続けている理由か！！）

 

 

「試合も見れてユニフォームもらえて郷ひろみの歌聴けて松坂見れて

 

これ、めっちゃお得じゃないか？」

 

 

興奮冷めやらず電車の中でもうっかり

 

ユニフォーム姿で家路を急ぐおじさん2人。

 

家に帰るまでが西武戦だ。

本日もご愛読いただき誠にありがとうございました！！

さて次回の学生気分のブログ物語は…

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次回更新日　2023年8月26日(土)　予定です