〜前回までのあらすじ〜
バンドのグループLINEに送ったその男渾身の一曲は
バンド内での評価も上々で
話はとんとん拍子に進み、
ついにバンドで合わせることになりました。
まずは第一関門を突破した『傍ら』
次はスタジオでのジャッジを待ちます。
「この曲は誰から始まるの?」
『傍ら』はその男が一連のポンちゃんとの日々を
綴った言葉を読んでギターをかき鳴らしていたら
できた曲だったので
言われてみれば
イントロがありませんでした。
「あ、俺、アカペラでいっちゃいましょうか!」
その男は日頃より自分の音楽のジャンルをパンクと言う悪い癖がありましたが
彼の中ではイントロがないのもパンクだったりしました。
昔よく聴いていたグリーン・デイの
メジャー契約第一弾アルバム『ドゥーキー』の帯に
「退屈なイントロとか、長ったるいアレンジなんかは金輪際必要ありません。」
と書かれていたからです。

多分、このセリフはビリーが書いたものでもなんでもなく
日本のレコード会社の人が書いたものだと思われますが
その男はそれ以降、自分の都合のいいようにパンクを
解釈しているきらいがあるのでした。
♫生きてる限り恥かいて カッコ悪く生きる
忘れられないことも 思い出せなくなる…
そんなこんなで自称パンクロッカーであるその男は
アカペラで歌い出すわけですが
そのワンフレーズが終わり
ギター、ドラム、ベースが一気に入ってくると
何処か違和感があります。
「あれ?なんか、変じゃない?」
どうやらイントロがなくいきなり
アカペラで歌い始めたので
その男はいきなり曲のキーを間違えたようです。
もちろんバンドメンバーはその男よりも全然、
音楽歴が長く演奏技術も実に卓越しているので
ここはパンクだと言う事では逃げられません。
↑
当たり前だ
その男
「じゃあ、俺、一発Aを鳴らしてから歌いますネ。」
急遽、一回Aのコードをギターで鳴らして
その音を聞いてからその音を元に
アカペラに入る事にするその男。
パンクかどうかは知りませんが
少なくともロックではない気がします。
つづく
パンク
その男はピッキングが荒い為、
ライブで毎度、ギターの弦を切りまくり
弦を直接指でかき鳴らしてしまっていたので
よく血だらけになりながらプレイをしており
パンクっぽいムーブをライブで見せていましたが
もちろん、これらの現象はパンクではなく
単に彼のギターがヘタだからなので
ガチのパンク好きに話しかけられると
「パンクってのは生き方だから」
とお茶を濁すのが常だったと言う。
自称 小金井のシド・ヴィシャス
本日もご愛読いただき誠にありがとうございました!!
さて次回の学生気分のブログ物語は…
幸福追求道2
芸術至上主義
第108回
スタメン
お楽しみに!!
次回更新日 2026年8月8日(土) 予定です。


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