〜前回までのあらすじ〜
ポンちゃんからの返信がなくなり
その男はどんどん彼女の顔を忘れていきました。
楽しかった思い出ばかりではなかったけど
忘れたくない。
その男は想いを携帯のメモに書き込んでいきます。
《カッコ悪いけど涙が出るんだよ カッコ悪いけど死ぬほど君が好き…》
週末になって1人になるとその男は、
さらに言葉が溢れ出てきました。
ポンちゃんとよく行ってたゲイバーにも行かなくなり
溢れる想いは携帯電話のメモ帳だけでは収まらず
その男はギターをかき鳴らし、その言葉は歌になっていきます。
その男は暇なのです。
喪失感を埋める為の適格なものが
何もなければきっと、人は間違った方向でも進んでしまいます。
きっとストーカーや迷惑行為に走ってしまう人は
引くほど暇なのです。
その男もびっくりするほど暇でしたが彼には
少しだけ生活の中に音楽がありました。
かつて、その男の中に音楽が今ほど大きくはなかった時、
彼はフラれた女の子に似たAVを探す事に情熱を注ぎ込みました。
そして更にモテなくなりました。
趣味AV鑑賞では共通の趣味を通じて付き合うのは
やっぱり難しいのです。
以前、その男は「あなたが持っている猥褻な動画に出ている女性から
被害届が提出され購入履歴から
あなたが特定されました。
出演していた女性は未成年です。
所持、閲覧についても法的責任が問われます。」
と明らかな詐欺手紙が届いた事がありましたが
その男は
身に覚えがありすぎてうっかり振込みそうになりました。
警察に相談したかったけど、そのまま
自首した形になって逮捕されるのではと
思い断念したよ。
もうオレは20歳超えてていい年してるから
捕まったら実名報道もされるし震えたよ。
その男談

どんな辛い事でもうまく昇華出来なければ
詐欺にも引っかかります。
《幸せにしたい すれ違う言葉 そんな事ばかりが浮かんで消えて…》
幸せは人それぞれです。
その男は今、ひとつの幸せを失いましたが
その言葉は時を追うごとにひとつの形に
なっていくのでした。
つづく
本日もご愛読いただき誠にありがとうございました!!
さて次回の学生気分のブログ物語は…
幸福追求道2
芸術至上主義
第104回
残り続ける歌
お楽しみに!!
次回更新日 2026年7月25日(土) 予定です。


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