〜前回までのあらすじ〜
歩み始めた獣道。
何もしなくても過ぎていく時間。
人生はまるで動く歩道の上…。
弾き出されるその前に!!
誰かがいなくなれば代わりの誰かは次から次へと出てきます。
でも自分は自分が生きてる限り死ぬまで付き合わっていかなければいけなりません。
もっと自分を好きにならんと!!
その男は自分の得意と思える事を磨いて幸せになると誓ったのである!!
幸せになりてぇ!!
その男が井の頭通りを歩いてると昔大好きだった女の子と一緒に歩いた記憶が甦ってきました。
(幸せな時間ってのは時が経っても思い出すもんだなぁ。)
大好きだった女の子を毎週末、ゲイバーに連れまわし朝まで飲んだ帰り道。
もちろんその1ヶ月後にその男は
フラれています。
しかし井の頭通りの街並みが
楽しかった思い出を呼び起こしてくれるのでした。
コーネル大学で心理学を教えるThomas Gilovich教授曰く
人間はこれまでに見たもの、やったこと、行った場所の
すべての積み重ね(経験)で成り立っているものであると言います。
一方、モノは新しくてエキサイティングだと思っても、
すぐにそれに慣れてそれが普通になり、より良いモノを求めてしまうのです。
なぜなら所有はその性質上、比較をもたらしてしまうからです。
そして毎日なにかしら発表される新製品。
どんなに素晴らしいモノを手に入れたとしても
常にそれよりいいモノを持っている人は存在します。
モノよりも経験や感動にお金を使った方が
幸福度は高くなると幸福学(ウェルビーイング)の研究で明らかになっています。
経験や感動は、長く幸福度をもたらすからです。
そして「モノの所有より、経験や感動」を意識すると
お金の使い方は変わってきます。
(ああ、楽しい記憶が多いってのは何にも変えられない財産なんだなぁ。)
コロナ禍ですっかりデートもしなくなったと言うその男。
新型コロナが「5類感染症」になったのは令和5年5月。
その言い訳も、
もはや苦しくなってきています。
第5回に渡り追求してきたこの幸福追求道という名のいばらの道。
第1回では幸せになる為の時間を捻出する為に三大欲求の中で
1番削れそうな性欲に注目し
第2回ではハグで幸福度が向上する事を発見しました。
第3回では性欲を完全に抑える事は逆に幸福度を下げる事を学びつつ
インターネットポルノ動画の危険性を学び
第4回ではベストは禁欲解禁日と
実際の性行為が出来なくなる可能性もある
危険な自慰行為を学びました。
そして今回、モノより思い出に投資すること事が幸福度を上げる事を学んだのです。
ハグ➕ベストな解禁日➕インターネットポルノ禁止➕オナ禁➕経験に投資=幸せ
そんな計算式が導き出されてその男は熟考します。
……..。
(え?!風俗?!)
脳裏に浮かぶ北方謙三先生。
純愛を求めて生きてきたはずのその男にはまさに青天の霹靂。
はたしてこれが正解なのか?!
その男は再び熟考します。
そこに愛はあるんか!!
つづく…
本日もご愛読いただき誠にありがとうございました!!
さて次回の学生気分のブログ物語は…
幸福追求道
『風の谷のガクセイ』
第6回
軟派か硬派か必要悪か?
犯罪の抑止力になるのか?
風俗についてマジメに考える
ご期待ください!!
次回更新日 2024年10月23日(水) 予定です。
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