プロレス開園前、ドトールではしゃぎ過ぎて怒られて凹んだ事から
プロレストーク全開でも怒られない所を目指して
横浜アリーナからプロレス団体DDTが経営する居酒屋
『エビスコ酒場』を目指して新宿に降り立ったおじさん2人。
「どうですか?おっぱい!?」
後輩のイケメンくんは歩いてると芸能関係のスカウトによく声を掛けられるそうですが
おじさん2人で歩いていると来るのはもっぱら風俗系の呼び込みか職質です。
欲望の街新宿歌舞伎町恐るべし。
「60分6000円!!」
「すいません…」
エビスコ酒場まで辿り着くのも一苦労。
しかしめげずに風俗の呼び込みを断りつつ
値段やシステムだけはちゃっかり聞きエビスコ酒場を目指します。
『あ!ここだ!!』
エビスコ酒場は新宿の旧コマ劇場前あたりのビルの地下1階。
店の目の前でも風俗の勧誘を受けますがそこでも客引きのおばちゃんをなんとか振り切ります。
「いらっしゃいませ!!」
この日はカウンター席も埋まっててかなり賑わっていたエビスコ酒場ですがなんとか入店。
さっそく着席すると目の前には横浜アリーナで配っていたクリアファイルを持つおじさん。
「あ!あの人も横アリから来たのか!!」
もう既にプロレス色全開です。
「あ!あの女の人も元女子プロレスラーじゃないか?」
「え!マジ!?」
連れの言葉にこちらもテンション爆上がりで連れが指差す方向を見ますが
恐らく、ただの恰幅のいい女の人です。
一歩間違えれば大変失礼なおじさん達ですが本人達には悪気はまったくありません。
そしてレトロな店内にこれまたレトロなラミネート加工された下敷きっぽいメニュー。
観戦後のテンションそのままに炭火焼きの盛り合わせを塩で頼みます。
「うまっ!!」
串に刺さっていないのでシェアするのも簡単で思わず食べ過ぎます。
「これ、今度また来よう」
店内で繰り広げられるプロレストークも相まって連れからはもうリピートする宣言が飛び出します。
下敷きのようなメニューにはオススメマークと超オススメマークがあり、
一見するとシンプルに見える『キュウリの1本漬け』にも超オススメマークがあります。
「あ、これもうまい!」
焼肉屋さんのチョレギ的な味付けが程よく美味しいです。
「ちょっとトイレ行ってくる」
連れも思わずトイレに駆け込みます。
(普通にガリサワーの飲み過ぎでムラムラした訳ではない。多分。)
しばらくして連れがトイレから帰ってきます。
「トイレの壁にプロレスの半券あると割引になるって書いてあったぞ!」
「え!DDTの興行じゃないのに!!」
にわかに信じがたいので会計時に恐る恐る先ほどの半券を出します。
「あ!行かれたんですね!」
「それでは2枚あるんで200円割引です。」
プロレストークが出来る上に割引で嬉しくなって今日の試合の話を店員さんに話します。
「あのシーンよかったですよね」
「え?!」
どうやら店員さんも休憩中にスマホで観ていたみたいです。
確かペイパービューだったと思うのになんたる熱量…!!
嗚呼、なんて素敵な空間。
プロレストークではしゃいでも怒られない事に喜びを隠しきれません。
プロレス観戦後には半券持ってエビスコ酒場へGO!!
エビスコ酒場
東京都新宿区歌舞伎町1-14-6 第21東京ビルB1
エビスコとは相撲用語で大食いの意味。
記事では紹介しきれなかったが「東スポ餃子」は絶品!!
店員さん曰く「他の餃子もあったが東スポ餃子が出過ぎて完全に駆逐された」との事。
ニンニクが苦手でなければ是非!!
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