〜プロローグ〜
心の叫びの巻
199X年
世界は核の炎につつまれた！！
漫画『北斗の拳』の書き出しより
1920年、イギリスの植民地政策下にあるインド。
これまで当ブログで勝手に提唱していた漫画『北斗の拳』好きは映画『RRR』にもハマる説。
では何処がそんなに似てるんだ？
と言う所を今回は『北斗の拳』のネタバレも気にして
『北斗の拳』の第一話限定で『RRR』との世界観の共通点を考察しておきたいと思います。
「RRRを妙に推すけど、学生気分は映画館で一回見たの？」
今まであまりのRRR激推しっぷりに友人から
何かの勧誘と間違われることも多々ありましたが
今回はそんな声に応えられる回である事を切に願います。
RRRのTシャツを着込みながら、だるだるのサスペンダーを付ける昼下がりの書斎にて
2023年8月某日
学生気分（ヒゲヅラ）
〜あらすじ〜
漫画『北斗の拳』の第1回は核戦争後の荒廃した暴力が支配する世の中が舞台。
一子相伝の暗殺拳の使い手ケンシロウがある村に迷い込み
侵入者として牢に投獄される所から始まります。
牢獄の中では盗み目的で村に入ったコソ泥の少年バットと
牢の番をする少女リンがいます。
バットはリンの腕を取り牢獄の鍵を奪って脱走しようと試みますが
ケンシロウは彼を止めます。
「お前が逃げてしまったら牢番のあの子はどうなる…」
リンは両親を目の前で野党に殺され言葉が話せなくなり身寄りがなく、
村では厄介者扱いをされてきた少女です。
生まれてから他人にこんなに優しくされたのは初めてでした。
ケンシロウはそんな状況下でも健気に生きる少女の目を見て口がきけるように
彼女の頭部の経絡秘孔に衝撃を与えます。
「あとは彼女の心しだいだ 心の叫びが言葉を誘う」
その後、村には野党集団が食糧を略奪しに来襲。
野党の首領Z（ジード）はリンを人質にとり村に食糧を要求します。
「抵抗をやめろーっ！！」
「さもなくばこの小娘の首を引きちぎるぞーっ！！」
牢獄を出てリンを助けに向かうケンシロウ。
しかし相手は女子供だろうが皆殺しにする集団。
自分の首が引きちぎられそうな危機的状況。
しかし、少女は自分を人間扱いしてくれたケンシロウを
心の底から救いたいと思うのです。
「ケーン！！来ちゃだめ〜！！」
彼女の心の叫びが言葉を呼び起こした。
第1回のあらすじはざっくりとこんな感じなのですが
最初からこのアツさ全開の激アツ浪花節っぷり。
最近ではストレートなアツい展開はもはや作り手もあまり積極的に作らなくなり
アツさをパロディ的にネタにしたり
冷めたキャラクターを登場させたりして中和し、
オシャレに仕上げてみたりする事が多い気がします。
しかし『北斗の拳』と『RRR』はずっと、
ど真ん中ストレートを投げ続けてくる作品なわけです。
なんじゃあ、こりゃぁ！！
シーンだけ切り取ればネタに思えるシーンが山ほどありながら
通しで観ればさして気にならず没入できるのも
『北斗の拳』と『RRR』の共通点です。
秘孔をつく事で瀕死のキャラが突如として全快したり
目が見えなかったキャラも目が見えるようになったりします。
北斗神拳使えないおじさんはバイアグラやシアリスなどの精力剤で復活ですよ。
学生気分（談）
※画像はイメージです。
とにかく『北斗の拳』も『RRR』もその作品から溢れ出る熱量がすごいのです！！
『RRR』はTikTokなどのショート動画隆盛の時代に完全に対応していて
常にクライマックスが続くような感じであるし
『北斗の拳』は毎週、人気投票で連載順が決まり人気がなければ
そのまま即座に連載が打ち切りとなる過酷な『週間少年ジャンプ』黄金時代を
勝ち抜いて堂々と完結した漫画です。
お互いその熱量が最初から最後まで続くのです。
ちなみに個人的には主役の風貌も変わっていくのも共通点であると思います。
初期はブルース・リー風なケンシロウ
後期はスタローン風なケンシロウ
村を出るラーマ
帰ってきたラーマ
七三分けで旅立ってブルーザ・ブロディみたいな風体で帰ってくるラーマ。
村のみんなはラーマだと言う事がわかるんだろうか？
結論
映画『RRR』の世界観はマジで『蒼天の拳』より『北斗の拳』っぽい世界観だから
『北斗の拳』好きは絶対劇場に観に行った方がいい！！
〜エピローグ〜
さらば愛しき者たちよ… そして荒野へ…の巻
2023年7月9日（日）
その日はバンド練習の前にメンバーのベースとドラムに声をかけて
映画館にRRRを観に行く事になった学生気分。（学生気分はRRR視聴4回目）
（さあ行こう！）
スタジオ練習前に1人気合いを入れて家を出ます。
オレの墓標に名はいらぬ！！
死すならば戦いの荒野で！！
ちなみにメンバーはそれぞれ
ドラムは『Dr.スランプ』好き。
ベースは『ぼっち・ざ・ろっく! 』好きを公言している。
完
〜まとめ〜
北斗の拳とRRRの共通的世界観
①アツすぎるストーリー展開
② シーンだけ切り取ればネタに思えるシーンが山ほどありながら
通しで観ると完全に世界観に没入できる。
③ 最初から最後まで常にクライマックスが続く展開で飽きさせない。
④主要キャラの風貌が変わる。
※本当はもっと類似点があるのですがお互いの作品のネタバレになる事を鑑みてます。
ご了承ください。
本日もご愛読いただき誠にありがとうございました！！
さて次回の学生気分のブログ物語は…
RRR⑨
三国志好き必見の映画RRR
吹替の魅力！
豪華声優陣による完璧な布陣
映画人生 劇場交差点 第19回
お楽しみに！！
次回更新日 2023年10月14日(土) 予定です。
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