引退試合直後の武藤敬司選手からのまさかの対戦要求を受けた蝶野正洋選手！！
そして会場には蝶野正洋選手の懐かしの入場曲『FANTASTIC CITY』が！！
会場は大蝶野コールに包まれます。
これはもうやる気なくてもやるしかありません。
近年は坐骨神経痛が悪化してサングラスに杖と言うスタイルの蝶野正洋選手。
どこか晩年の内田裕也を彷彿とさせるスタイルです。
まさか杖で入場したきた蝶野正洋選手の試合も観れるとは！！
会場全体が驚きと、 懐かしの入場曲から湧き上がる郷愁、色々な感情が入り混じり
ともかく地鳴りのように会場が揺れます。
1990年代、当時の2大メジャープロレス団体であった新日本プロレスと全日本プロレス。
そして、その老舗団体を支えていた
闘魂三銃士
【橋本真也（故人）、武藤敬司（本日引退試合）、蝶野正洋（現在セミリタイア中）】
全日四天王
【三沢光晴（故人）、小橋健太（引退）、田上明（引退）、川田利明（現在ラーメン店経営中）】
「これは蝶野も強制引退じゃないか！！」
隣の友人も涙を浮かべながら呟きます。
「服部さん、裁いて！レフェリーして！」
武藤選手の呼び掛けにより同じくこの日観戦していた
1990年代の新日本プロレスを盛り上げたレフェリーのタイガー服部さんもリングイン。
「オレがですか？オレが実況ですか？」
そして同じ頃、蝶野選手も当時の新日本プロレスを実況をメインで担当していた
辻義就アナウンサーに実況を頼みます。
これにより
武藤敬司VS蝶野正洋
実況:辻義就
レフェリー：タイガー服部
が実現！！
奇しくも
1991年8月11日 第1回G1 CLIMAX 優勝決定戦とまったく同じ布陣です。
当時の蝶野選手は闘魂三銃士の中でも武藤、橋本に比べて地味な選手でしたが
その予想を覆して優勝しました。
後年、長州力は
「蝶野が（G1を）優勝するのもインパクトだったら、
オレの全敗もインパクトだった」
と語っています。
あれからおよそ32年。
今度は当時、若手だった2人は引退する年になり当時子供だった僕もおじさんになりました。
蝶野選手も武藤選手も脚に不安があります。
しかし、いざゴングが鳴れば杖なしでシャイニングケンカキックを披露する蝶野正洋。
そしてSTF。
流れるような極上の必殺フルコースです。
そして流れるような宣伝。
この日はこの一連の完璧すぎる流れに痛く感激したぼくらは翌日仕事にも関わらず
チケットの半券を持って以前ご紹介したエビスコ酒場で
浴びるほど酒を飲んだのは言うまでもありません。
学生気分はますます独身します！！
内田裕也
口癖は「ロックンロール」（Rock’n Roll）。
2011年に東日本大震災が発生した際、宮城県石巻市で
「石巻は英語にするとロックンロール。他人事とは思えない」との理由で、
バナナとみかんを690個ずつ配布。
696個にすれば良かったのにと思ったのは恐らく学生気分だけではない。
今日もご愛読頂き誠にありがとうございました！！
ちなみに今回のブログの結びの「学生気分はますます独身します！！」
はもちろん1995年第5回G1 CLIMAXを制した武藤選手の
「武藤敬司はますます驀進します！」のオマージュでありました。
気づかれないのではと思い無粋ですが最後に一言付け加えました。
追記:この名言は引退試合終了後のスピーチでも
「自分がいなくなってもプロレス界はますます驀進します！」
と武藤敬司選手本人もセルフカバーされています。
さて次回の学生気分のブログ物語は…
クリード 過去の逆襲①
仕事と私どっちが大事？ カラテ 炎の友情
映画人生 劇場交差点 第8回
ご期待ください！！
次回更新日 2023年7月5日(水) 予定です。
コメント