武藤敬司引退記念興行
『KEIJI MUTO GRAND FINAL PRO-WRESTLING “LAST” LOVE ~HOLD OUT~』
控えめに言って最高でした!!
大試合の前は決まって観客を試合に没入させる映像(通称煽りV)が流れるのが格闘技、
プロレス興行の鉄板ですがこの日の煽りVで武藤選手は志半ばで
この世を去ってしまった盟友橋本真也選手、そして今は亡き三沢光晴選手が
引退試合をやっていない事に触れます。
そして試合の中で彼らの想いを乗せるかのように橋本真也が得意とした
袈裟斬りチョップ、ジャンピングDDT、そして同じく三沢光晴のエメラルド・フロウジョン、
蝶野正洋のSTFを繰り出す….。
(蝶野さんは死んでませんが)
会場はその度に『三沢コール』、『橋本コール』、『蝶野コール』が湧き上がります。
会場に訪れたプロレスラー本間朋晃選手もこれには声が枯れるほど応援したと言います。
元々お前の声は枯れてるだろ。 武藤敬司(談)
そしてコーナーポストに駆け上がり医師から止めれれている自身のフェイバリット
『ムーンサルトプレス』を敢行するムーブを見せる武藤選手。
しかし、試合当日は全治6週間と言われた両足の肉離れも完治していない状態。
ギリギリの所で思いとどまります。
家族の顔とか、医者の顔とか、しかもみんな怒ってる顔なんだよ 武藤敬司(談)
しかし、観客はコーナーポストに登るムーブだけでもそれはもう大興奮。
学生気分の隣のお客さんも思わずこれには箸を置きます。
(隣のカップル(彼女の方)は第5試合頃に来場してから
ずっと弁当とか唐揚げを食っています。)
その後も惜しみなく繰り出される武藤選手の必殺技ドラゴンスクリュー、足4の字固め、
シャイニング・ウィザード。
そして弁当がなくなると売店に走り出す隣のカップルの彼氏。
会場のボルテージは一気に加速していきます。
結果、この極上の作品(試合)は28分58秒続き、この日で1番の大一番になりました。
そして試合終了後、武藤選手はマイクを持ちます。
「どうしてもやりたい事が1つあるんだよな….蝶野!オレと戦え!!」
どよめく会場。
会場のオーロラビジョンに武藤選手と共に闘魂三銃士として活躍してきた
蝶野正洋選手の顔が映し出されます。
な、なんだこのキン肉マンみたいなアツい展開はッ!!
最後の最後までプロレスを盛り上げてくださる武藤敬司選手。
さぁ、どうなる!!どうする蝶野正洋!!
本間朋晃選手
試合中にラリアットを喉仏に受けた事により喉が潰れているが
今ではそのガサガサ声が人気のプロレスラー。
ニックネーム及び得意技は『こけし』。
ちなみにそのガサガサ声はヤマハが開発した高性能AIマイク
『なりきりマイク feat.ELT持田香織』でも
持田香織にうまく変換する事が出来なかったようである。
なりきりマイク feat.ラッシャー木村ならすんなり変換できたのであろうか。
気になるところではある。
兄貴!!
本日もご愛読いただき誠にありがとうございました!
さて次回の学生気分のブログ物語は…
武藤敬司引退⑧ あの試合を完全再現か!?
プロレスのオールドファン涙!
まさかの武藤VS蝶野一騎討ち!!
恋とお酒とラーメンと… 第16回
お楽しみに!!
次回更新日 2023年7月1日(土) 予定です。
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