しばらくするとタクシーの運転手さんから自分の携帯に連絡が来ました。
「もう1人のお客様も乗せますので荷物はなるべくまとめてご乗車お願い致します。」
かつてフジテレビでやっていた『あいのり』のラブワゴン的なのを想像して無駄にオシャレをする病人(オレ)。
あとで同乗予定者だった人から宿泊療養のキャンセルがあったと聞かされなんだかまたフラれたような空気が流れます。
お迎えに来た車は左側のドアしか開かない仕様のようで運転手さんが左側ギリギリに寄せて駐車したのでなかなか乗れません。
車内には、昭和を彩った族車の竹槍マフラーみたいな専用のパイプが後部座席に一本そそり立って換気もバッチリそうです。
そして後部座席と運転席の間もバッチリ完全密閉。
運転手さんが途中、車を停めて何処かに電話をしてましたが密閉され過ぎて何を話してるのかもまったくわかりません。
こちらも暇だったので後部座席で運転手さんの動きにあわせてアフレコをします。
「お疲れ様でした」
ようやくこれからお世話になる宿泊療養施設に到着して久しぶりに聞く吹き替えなしの運転手さんの声。
運転手さんも勝手に客が自分の動きに合わせてアフレコしてたとは思っていないだろう。
だが誇張し過ぎてアフレコしていたのでなんとなくイメージと違うとか勝手な事を思います。
実写化は難しい。
以上でオレのタクシー運転手アフレコも無事、オールクランクアップ!!
運転手さん、オレ、お疲れ様です。
次回
コロナ宿泊療養施設闘病記 第6回 宿泊療養中の健康管理 「体温計とパルスオキシメーター」
更新日 2022年9月7日(水) 予定です。
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