〜前回までのあらすじ〜
演劇仲間のアイドルの高校時代の同級生と
ひょんなことから飲むことになったその男。
帰り際に急遽、始まった連絡先交換で
初対面の大学生2人（リア充くんとポンちゃん）と
連絡先を交換します。
「今度は是非ゲイバーに笑」
性懲りもなくまたしてもゲイバーに誘うその男でしたが
意外にも初対面の2人から続々と返信があります。
ポンちゃん
「いつ行きますか？」
（お！）
自分で誘っておきながら
社交辞令でもリアクションが来ると嬉しいその男。
しかし、ここで昨日誘ったメンバーが8人と多いことに今更ながら気づきます。
ゲイバー自体、そんなに大きな店舗ではないし
あまり大人数で飲みに行くとせっかくのゲイバーのお兄さん達との
絡みが少なくなってしまう可能性もあります。
（先発隊と後発隊に分けるか…）
すっかり添乗員気取りのその男。
ここでポンちゃんに先発で行くか後発で行くかどちらが都合がいいか聞いてみます。
その男
「行くなら先発、後発どっちがいい？」
ポンちゃん
「両方行きます！」
（え！？）
想定外の返答に動きが止まるその男。
（どういうつもりで言ったんだろう）
ふとした彼女の言動がその男の心を揺さぶります。
ポンちゃん
「ガクさんかなぁ」
思えば昨晩の飲みの席で
「デートで何処へ行きたい？」と言う話になり
その場にいた男全員でポンちゃんに
デートのプレゼンをしましたが
その時、選ばれたのはその男でした。
（えっ、これってもしかして？）
その男は不可解な言動を繰り返すポンちゃんを
最初なんとも思っていませんでしたが
気付けば
どんどんポンちゃんが気になりはじめてしまっています。
「じゃあ、２回行こう！」
彼女に無性に会いたくなってしまっている
その男が再びメッセージを返すと
ポンちゃんからも「楽しみ」とすぐさま返信がきます。
（2週連続で会えるぞ！！）
その男はいつのまにか彼女のことが気になってしょうがないのでした。
ちなみにその男肝入りの
ゲイバーツアーは後に参加者が少なく、
先発、後発分ける必要がなくなったことは言うまでもない。
これにて一件落着！！
よー、よよよい！よよよい！よよよいよい！
めでてぇなぁ！！
つづく
沼落ちテクニック①
“好きと言うことを直接的な言葉では表現せずあくまで間接的な表現を使い
匂わせる”
これは実に悪魔的効果が期待できる。
（その男で実証済み）
「深読みしすぎかな」「どういうつもりで言ったんだろう」と相手は
悩まされることになり、どんどん気になってしまうからである。
なお、このての匂わせフレーズには他に
「好きだった人に、ちょっと似てるんだよね」
などがある。
本日もご愛読いただき誠にありがとうございました！！
さて次回の学生気分のブログ物語は…
幸福追求道2
芸術至上主義
第25回
地元の強みを発揮せよ！
吉祥寺で若者ウケするお店は何処だ？
お楽しみに！！
次回更新日 2025年10月22日(水) 予定です。
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