〜前回までのあらすじ〜
インターネットポルノの中毒性の恐ろしさ、
勃起不全にもなりかねない危険な自慰行為、
ならばと完全禁欲すれば高まる不妊や前立腺がんのリスク。
そしてモノより経験に投資をすれば上がる幸福度と
誰かれ構わず手を出せば糾弾される貞操観念。
（やはりオレには風俗しかないのか？）
その男はポルノ依存の回避の為、生涯現役でいる為、
健康のため、幸福の為、
そして人として誠実である為に風俗に通う事を決意します。
大好きだったあの子はもういない。
彼を動かすのは友情。
悲しみを乗り越えられるか。
その男は吉原に降り立ちます。
あの子と出会ったあの店に…!!
カーテンが開くとそこには口コミ通り
可愛い女の子が立っていました。
※画像はイメージです。
女の子
「こんにちは〜」
その男
「あ、どうも」
積極的に話しかけてくれる女の子。
よかった。
女の子は失恋レストランよろしく身体拭くタオルを差し出してくます。
愛が壊したオレの心を優しく包む椅子もある…!!
※画像はイメージです。
女の子
「今日はお休みですか？」
その男
「そう、そう、今、夏休みでさ！！」
女の子
「えっ、夏休みにここ来たの？」
その男
「え！あ、うん…。」
もちろん、女の子に悪気はまったくありません。
なんならタメ語なのもその男が最初のアンケートで
タメ語希望だと書いたからです。
しかしその男は何処かズレを自分の中で感じるのでした。
女の子
「お金、もらってるからね。」
その男
「そ、そうだよね！」
その男は楽しくもないのに笑っています。
ここ2ヶ月、リンちゃんの写メ日記で笑顔になって
長年陥っていたインターネットポルノの呪縛からも逃れ
生産的な毎日を送ることが出来たその男。
もしかしたら、それは自分をうまく騙していただけなのかもしれません。
女の子
「名刺、貰って頂けますか？」
その男
「あ、うん」
女の子は綺麗な字で名刺にメッセージを書いてくれます。
きてくれてありがとうございます！！
よかったらまたリベンジに！（笑）
その日のその男は誰の目から見ても何もかもが空回り、
うまくいってなかったようです。
男性スタッフ
「ありがとうございました！！またよろしくお願いします！！」
お店は完璧で素晴らしいサービスを提供してくれました。
女の子は移動中も手を繋いで部屋まで誘導してくれたし積極的にその男に話しかけてくれましたし
帰り際にはメッセージを添えた名刺まで渡してくれました。
それぞれがそれぞれの持ち場でお客さんの為にしっかりと
仕事をしてくれていたのです。
帰宅後、ふと自分を省みるその男。
（オレの役割は…）
その男は2ヶ月ぶりにFANZAでポルノ動画を購入するのでした。
つづく
本日もご愛読いただき誠にありがとうございました！！
さて次回の学生気分のブログ物語は…
幸福追求道
『風の谷のガクセイ』
第31回
明日に架ける橋
お楽しみに…！！
次回更新日 2025年1月18日(土) 予定です。
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