〜前回までのあらすじ〜
レイトショーの映画を観て
終電を乗り過ごしたその男とアイドル。
電車が走るまで新宿で朝を待つことにします。
電光パネルに妖しく光る空室の部屋。
その男は顔の見えないおばちゃんからルームキーを受け取ります。
部屋に入ると少し薄暗い照明でした。
アイドルはすぐにバスルームに行ってしまいましたが
バスルームは多少、模様は入っていますが
基本、透明のガラス張りでした。
その男はベッドに腰掛けながらアイドルと
ガラスを1枚挟んで他愛のない会話をします。
アイドルが笑顔なのは声でわかりましたが
バスルームはガラス張りなのでアイドルの姿を
直視することができないその男。
その男
(アイドルはホントに楽しいと思ってくれているのかな?)
顔が見えないので少し不安になります。
「ふざけんじゃねぇ!コノヤロウ!」
竹中直人の往年の鉄板ネタである
『笑いながら怒る人』
が急に脳内で再生されますが
バスルームから出てきたアイドルは
もちろん首を横に振りながら笑顔でキレてません。
↑
当たり前だ
アイドル
「ガクさんも入る?」
その男
「うん。」
声がする方向に向けて
なんの気無しで返事をすると
目の前にはバスルームからそのままの姿で出てきたアイドルがいます。
虚(きょ)をつかれたその男でしたが、
ここも『江夏の21球』よろしく瞬時に目線を外します。
その男は自分を律しないと理性が何処か遠くに
飛んでいきそうです。
その男は1人、自分を落ち着ける為に1人で
バスルームに向かいました。
「あの球は水沼じゃなきゃ捕れなかった」
江夏豊

つづく
本日もご愛読いただき誠にありがとうございました!!
さて次回の学生気分のブログ物語は…
幸福追求道2
芸術至上主義
第65回
6番目のユ・ウ・ウ・ツ
震えて眠れ
お楽しみに!!
次回更新日 2026年3月11日(水) 予定です。


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