〜前回までのあらすじ〜
自己紹介の真っ只中、
久しぶりに演劇のワークショップを訪れた
その男を襲う便意！！
熱心に自己紹介をする体験レッスン生を前にして
苦悶の表情を浮かべるその男。
そんなその男の耳に急遽飛び込んでくる
キラーワード
「ポンです。よろしくお願いします！！」
その男は便意も忘れて声のする方へ
急いで顔を向けると
そこには見知らぬおばさん。
（ゲ！！ニセモノ！？）
その男にニセモノ呼ばわりされる
おばさんですが
年齢的に見れば
きっとおばさんの方が元祖です。
↑
重ね重ね（かさねがさね）失礼。
ポンおばちゃん
「ずっと女優になりたかったんです！！」
子育てから解放されて
夢よもう一度という想いで来たと言う
ニセポンちゃん
↑
失礼（三度目）
先生
「それでは2人1組になってやってみましょう！」
自己紹介も終わったので
その男がソッコートイレに行って帰ってくると
もう何か始まっています。
（し、しまった！！）
しかし、時すでに遅し。
周りにはタッグが既に何組も結成されており
橋本もちゃっかり
かわいらしい女の子とペアになっています。
※画像はイメージです。
「は、橋本….！！」
プロレス好き同士、タッグを結成しようと
目論んでいたその男の計画は
ここで脆くも崩れ去ります。
しかし、ポツンと立ち尽くす影は
ひとつではありませんでした。
ポンおばちゃんです。
その男
「あ、あのぉ、良かったら一緒にやりませんか」
ポンおばちゃん
「は、はい！！」
嬉しそうな笑顔を見せるポンおばちゃん。
教室の後ろの方で急遽、その男とポンおばちゃんによる
中年タッグ爆誕します。
老人と女子供は容赦なく切り捨てられる
まるでイカゲームのような展開。
その男
「よろしくお願いします！」
ポンおばちゃん
「はい！」
ポンおばちゃんを仮想ポンちゃんと見立てたのか
妙に優しいその男。
そして笑顔のポンおばちゃん
その男とポンおばちゃんの巻き返しは果たしてあるのか！？
なお、教室の後ろの方に呆然と佇むその男とポンおばちゃんを見て
橋本は後に「保護者会の父兄のようで緊張した」と述懐している。
つづく
本日もご愛読いただき誠にありがとうございました！！
さて次回の学生気分のブログ物語は…
幸福追求道2
芸術至上主義
第43回
すべてが演劇をマスターする為の特訓！！
遠回りこそ近道
お楽しみに！！
次回更新日 2025年12月24日(水) 予定です。
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