〜前回までのあらすじ〜
ゲイバーに行こうと集まってくれたメンバーに対し
その男は自身の数少ないレパートリーの中から
オススメの居酒屋『もっくん』に一行を連れていきます。
※数年前に自身のバンドのドラムから教えてもらったお店
和やかな雰囲気の中、酒は進んでいきます。
その男の演劇仲間であるアイドルの高校時代からの友人であるポンちゃんは
新入社員のハイボールから飲み進んで今や順調に出世（泥酔）していました。
ポンちゃん
「これ言っちゃっていいのかなぁ」
おもむろに先日、飲み会に参加した経緯を話し始めるポンちゃん。
ポンちゃん
「アイドルがガクさんのこと好きでなんとかして欲しいって言われてぇ」
その男
「うん…」
アイドルとその男は少し似たところがあります。
2人とも好きな相手ができると我を忘れてしまうわけです。
聞けば高校時代、アイドルはクラスのとある男子が好き過ぎて
アピールしまくった結果フラれていたと言います。
（オレじゃないか！！）
急に身につまされるその男。
アイドルほど積極的ではないにしろ
その男も人を好きになると
ほぼほぼ好きな人の事で頭がいっぱいになります。
居酒屋の調理場でバイトしていた大学時代、
その男はホールで働く女子高生を好きになり
その子に会いたくて偶然を装い彼女の家の周りを
ぐるぐる回ったりしていました。
※不審者と通報されないようにジャージにタオルの
完全ジョギングスタイル。
アリバイはある
その男談
ポンちゃん
「私は今（彼氏は）いらない」
一方、今は特定の相手はいらないと言うポンちゃん。
メールのやり取りでは近く実際に会うと
ほんのり遠いその距離感。
彼女本人が自覚しているかわかりませんが
実に絶妙です。
大学生の時、前述の女子のプリクラを
同じくホールで働く友達（男）に500円で売りつけられていましたが
喜んで買っていたその男、
その絶妙な距離感にまた心がざわついてしまいます。
（彼女はオレのこと、どう思ってるんだろう）
答えがわからない問いかけが脳裏をぐるぐるかけ巡るその男。
その男も出世（泥酔）が止まりません。
つづく
アイドル
その男が通っていた演劇のワークショップに通っていた
アイドル活動をする大学一年の女の子。
その男とは高校3年の時に出会ったが
その男はすでにアラサーであった。
高校時代からアイドル活動をしておりファンも一定数いる。
そのため、その男が出演した舞台は彼女見たさに連日満員であった。
ちなみにチケットをさばけなかったその男は
自身のお母さんを
舞台に招待していたらしい。
本日もご愛読いただき誠にありがとうございました！！
さて次回の学生気分のブログ物語は…
幸福追求道2
芸術至上主義
第27回
昭和歌謡炸裂！！
選べる副音声
ご期待ください！！
次回更新日 2025年10月29日(水) 予定です。
コメント