〜前回までのあらすじ〜
方向音痴な学生気分(著者)はその日も
早めに家を出て
待ち合わせの時間よりも遥かに早い時間に到着します。
しばらくすると目的地にはしっかり者の生徒会長が到着。
ひとりで別会計にて0次会を始めたとLINEがきます。
「スミマセン」
そんな時、お店に向かう学生気分に
後方から声をかける人物が現れます。
後ろを振り返るとスマホを手に持って不安気な表情を浮かべる
女性がいました。
どうやら道に迷っているようです。
女性はカタコトの日本語で必死に話しかけてきました。
(よりによって方向音痴のオレに…!!)
そんな想いもありましたが
異国の地で会った外国人である彼女から見れば
目の前にいるおじさんこそ日本人そのもの。
学生気分の人間性=日本人の国民性。
そんな風に考えると決してぞんざいには扱えません。
(オレが日本代表なのだ!)
急に日の丸を背負いだすおじさん。
学生気分
「何処に行きたいんですか?」
女性
「ココニ….」
女性のスマートフォンに表示されている地図は
もちろん英語。
パッと見で何処だか全然わかりません。
しかしそこにISETANの文字を見つけます。
学生気分
「ISE…TAN…?」
女性
「ISETAN!」
学生気分
「ISETAN!?」
女性
「ISETAN!!」
学生気分
「ISETAN!!」
女性
「YES!ISETAN!!」
2人
「ISETAN!!」
思わぬ形で起こるコール&レスポンス。
新宿三丁目の路上でライブ会場さながら一体となる2人。
♫愛がすべてさ 今こそ誓うよ
脳内では
両拳を握りしめた大友康平が「ff(フォルテッシモ)」を歌います。
今は大友康平1人でハウンドドッグです。
目的地がはっきりして少し安心しますが
ここで新宿の伊勢丹には
本館やらメンズ館などたくさんある事を思い出します。
(オレが案内しようとしている伊勢丹は彼女の伊勢丹ではないかもしれない….。)
ぶっちゃけ筆者は方向音痴の日本代表でもあるのです。
学生気分
「Follow me!!」
彼女が行きたい伊勢丹に辿り着くまで連れて行こう。
そう考えた学生気分(筆者)は彼女に話しかけます。
彼女が行きたい伊勢丹へしっかり送り届けることが
今、日本代表のぼくがしなければならない事なのです。
(日本代表の自覚を持って全身全霊で伊勢丹道に精進します!!)
まるで横綱に昇進したかのような決意。
てか伊勢丹道ってなんだ。
※画像はイメージです。
ちなみにこの後、中途半端に英語を使ったので
英語が話せると思われてしまい
彼女から嵐のように英語で話しかけられて
筆者がしれっと日本語に戻したのは言うまでもない。
つづく
今回インスパイアされた口上
横綱の自覚を持って全身全霊で相撲道に精進します。
日馬富士 (2012年9月)
なお、後に日馬富士は後輩力士の貴ノ岩が説教中に
スマホをいじった事に激昂し
カラオケのリモコンでぶん殴ったことが
騒動となりひっそりとその相撲道を終えている。
本日もご愛読いただき誠にありがとうございました!!
さて次回の学生気分のブログ物語は…
同窓会⑦
そびえ立つ疑惑のビル!!
案内せよ伊勢丹!!
日本の誇りをかけて
次回更新日 2025年5月28日(水) 予定です。
コメント