〜前回までのあらすじ〜
名幹事大仏によって予約されたお店は
おすすめ屋ではなくおすすめ家!!
初見のお店に辿り着く事ができるのか!?
学生気分(著者)は生粋の方向音痴です。
カーナビなどなかった彼の若い頃には、
友人らとドライブに行く場合はもっぱら
助手席に座る者は地図を見てナビ役に徹したものですが
学生気分は方向音痴ゆえ
ポジションはいつも後部座席
(草野球で言えばライトで8番。通称ライパチ)。
間違って助手席に座ってしまった日には地図を読んで
具合が悪くなってました。
とは言うものの
彼は決して遅刻魔ではなく
彼は誰よりも早く自宅を出る事によって
待ち合わせに遅刻する事は稀(マレ)でした。
※もちろん迷わず目的地に着く事も稀(マレ)である。
(さぁ出発だ!!)
この日も常軌を逸した時間に自宅を出発した学生気分。
そして安定の迷いっぷり。
しかし、この日は彼が学生時代にバイトをしていた勝手知ったる街、新宿。
比較的、すんなりお店前に着きます。
着いたー!!
喜びを爆発させる学生気分。
そんな時、彼のスマホの通知が鳴ります。
生徒会長
「今日参加の方向けの連絡でスミマセン。
生徒会長、もうお店着いちゃいました(笑)
早めに来られる方、生徒会長ひとり寂しく待ってますので…」
グループLINEに受信したメッセージは我らがしっかり者、生徒会長からです。
生徒会長
「別料金先払いしてひとりでゼロ次会始めてます(笑)」
五月雨式に受信されるメッセージ。
もう店の前にいる学生気分はすぐさま返信しようとします。
今から行くよー
そう返信しようとしてポケットからスマホを取り出すと
後方から一閃、思わぬ声が掛かります。
「スミマセン」
「はい?」
順調に滑り出したはずのクラス会に不穏な陰が差し込むのでした。
つづく…
ライトで8番(ライパチ)
野球がヘタな人の蔑称。
右打者が多かった昭和時代、少年野球などでは右翼方向にボールが飛びにくく
野球がヘタな人物はよくライトの守備位置に回されていた。
打順に関しては一番打順が回ってこないのは9番であるが
その次からは1番からの好打順なわけで
一番邪魔にならない打順として
野球下手は8番を打つ事が多かった。
吉森みき男先生の漫画『ライパチくん』で一般的に普及。
近年では左打者の増加やイチローの守備での活躍により
右翼手の重要性が認識されるようになったため死語と化した。
対義語:エースで4番
本日もご愛読いただき誠にありがとうございました!!
さて次回の学生気分のブログ物語は…
同窓会⑥
日本代表の決意!!
異国で迷う少女を救え!
ご期待ください。
次回更新日 2025年5月24日(土) 予定です。
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