充実して濃密な長い原画展を抜けると物販売場であった。

アトランティスのマグカップが欲しくなった。

ティーパックマンのティーカップが２種類あった。

超人の香水からアクリルスタンドまでが売っていて、

別注（友人）の財布の紐が緩んだ。

ブラックホールのスマホリングが品薄だ。

学生気分は原画集を買うか迷って、サンプルを食い入るように

「別注さあん別注さあん」

メガネをかけてゆっくりメガネケースを凝視した男（別注さん）は

物販でサンプルを手に取り、値札を見てTシャツを棚に戻していた。

もうこんなに買い過ぎてしまったかと

学生気分も棚にグッズを戻すと、

原画展の物販らしいグッズは売場に数多く展開していて、

おじさんの小遣いではそこまで買えぬうちに

職場で使えそうなグッズをレジに持っていこうとした。

「別注さん、お土産です、価格も手頃でございます」

「ああ、クリアファイルじゃないか。会社にかい。また買いたくなったよ」

「同僚もおじさんで復刻版のキンケシも集め放題ってね。」

（ガチャガチャを開けて）

「ジェロニモですわ。」

つづく…

※本記事はとある有名小説の冒頭部分に一部酷似しておりますが

制作当時の状況に鑑みそのまま掲載しております。

本日もご愛読いただき誠にありがとうございました！！

さて次回の学生気分のブログ物語は…

炭焼道楽　池袋本店①

池袋の中心でキン肉マン愛を叫ぶ

アパッチの雄叫び

恋とお酒とラーメンと…第78回

お楽しみに！！

次回更新日　2025年3月8日(土)　予定です。