〜前回までのあらすじ〜
マッチングアプリで出会った釣り好きの女の子、
釣りキチ(21)と
デートする事になったその男。
釣りの事はまったく知りませんが
彼女に寄せて店内で釣りができる居酒屋を予約します。
はたして『釣りキチ三平』と『釣りバカ日誌』で得た
にわかの知識は役立つのか!!
その男が予約した釣りを楽しめる居酒屋
『ざうお 新宿店』は
釣竿を110円でレンタルして
釣りを楽しみ、釣った魚は
調理方法を選んで食べる事ができる一風変わったお店です。
さすがは新宿。
そう言えば昔、新宿には店内に
ペンギンがいる居酒屋
なんてものもありました。
※1日に何回かペンギンが店内を散歩する時間あり。
散歩中はペンギンに触ることもOKだが
噛まれると痛いらしい。
実に往年のタイガー・ジェットシンみたいなペンギンです。
※画像はイメージです。
その男
「あ!きた、きた!」
そんな中、初ヒットは
意外にも釣り初心者のその男。
釣りキチ
「わ!すごい!!」
(やった!!)
釣りキチ三平、釣りバカ日誌を
レンタルDVDで観た甲斐があったのか
なんとその男は鯛を釣り上げます。
『カッコいい所を見せれば、百戦殆(あやう)からず。』
その男はいつぞやの友人、カラテの言葉を思い出します。
その男
「ムウ あれが世に聞くハロー効果…」
カラテ
「知っているのか、ガクセイ」
その男
「うむ」
ハロー効果
アメリカの社会心理学者である、エドワード・L・ソーンダイクが
1920年に発表した論文「A Constant Error in Psychological Ratings」において
提唱した一部の特徴的な印象に引きずられて全体の評価をしてしまう心理効果。
聖人の頭上に描かれる後光(ハロー)になぞらえて、
「ハロー(後光)効果」と呼ばれている。
(ハロー効果で短所を消せるかもしれない!!)
長所は短所でさえもかわいげに変える特性があります。
ことわざにも『あばたもえくぼ』と言うものがありますが
これもハロー効果を表しているのです。
おじさん、低収入、実家住まい。
そうは言っても若干
消すべき短所が多過ぎる気もします。
その男
「すいません!!釣れました!!」
短所の多さは横に置いておいて
釣りキチにいい格好したいその男、
勇んで店員さんを呼びます。
店員さん
「こちらの値段になるんですけど宜しいでしょうか?」
(ゲッ!!)
どうやら釣った魚、または大きさによって
値段が違うようで
鯛は値段もおめでたいようです。
店員さん
「放流もできますけど、どう致しますか?」
その男
「じゃあ、それで…」
鯛釣りで得たハロー効果を
あっさり放流で打ち消すその男。
ちなみにその男が釣った鯛は
隣のテーブルでも釣りあげられ、
同じく高値の為、放流されている。
はたして、その男は
おじさん、低収入、実家住まい
と言う短所カードを引かれる事なく
会話の場ですべて切り、
無事あがる事ができるのか!?
トランプの『大貧民』のような
手に汗握る恋愛カードバトルはまだまだ始まったばかり。
つづく
本日もご愛読いただき誠にありがとうございました!!
さて次回の学生気分のブログ物語は…
幸福追求道2
芸術至上主義
第14回
口説かずとも口説ける
潜在意識とは!?
ジェネレーションギャップを超えろ!!
お楽しみに!!
次回更新日 2025年9月13日(土) 予定です。
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