アメリカの心理学者アブラハム・マズロー(1908~1970)によれば
人間の欲求はどうやら
「生理的欲求」
(衣食住や生的満足を得たい。健康でありたい。)
「安全の欲求」
(安心な環境を得たい、危険を避けたい 、不安をなくしたい )
「社会的欲求(親和欲求)」
(集団の一員として認められたい 公平に扱われたい、友情、愛情を得たい)
「承認欲求」
(認められたい、尊敬されたい、名誉や出世を得たい)
「自己実現欲求」
(自分らしく生きたい、自分らしさを発揮したい)
と言った5つの階層構造になっており
低次の欲求が満たされるごとに、もう1つ上の欲求をもち
これが満たされていけば行くほど幸せを感じるのだそうです。
※画像はイメージです
ー飛び級は出来ないのか!?ー
以前、その男の同僚で
「この給料じゃ結婚できないんで転職します。」と言って
会社を辞めていった後輩社員がいました。
その男の仕事は定時にバッチリ帰れて自由な時間も多い比較的、
ホワイトで自由な職場ですが
給料は実に薄給。
「ガクセイさんもそんな若くないんですから早く転職した方がいいですよ」
前出の後輩社員が言います。
その男は後輩社員が辞めるので
その部署に転属になったのでした。
若返りどころか逆に高齢化していく謎の現場ですが
その部署は言われてみると全員独身です(平均年齢43歳)。
マズローの欲求5段階説で言えば
「安全の欲求」ど真ん中と言った感じでしょうか。
※ドラマで言ったら
『やすらぎの郷』。
↑
うるせー
上司
「これ、もういらないだろ?」
上司は後輩社員の結婚式の写真を持っています。
職場の人達が見たいと言うのでその男が
職場に持ってきたのです。
上司
「てか誰だこいつ?」
その男
「後輩社員です。」
上司
「ふーん」
小首を傾げた上司は54歳。
その部署に人事異動でこの春に新しく来たおじさんです。
何回かの人事異動がありましたが
転勤してくるのは何故かおじさんばかりで
その部署の平均年齢は
気付けば48.5歳。
その男もいつのまにかホントに若くなくなってしまっています。
(このままだと俺たち、マズローの2段階目で死ぬんじゃないか!?)
後輩社員が結婚してもうすぐ10年。
このまま定年を迎えそうなその男は動き出します。
つづく
マズローの欲求5段階説
人間の欲求は階層構造にあり、生理的欲求や安全欲求など低次の欲求が満たされると、一段階上の欲求が高まり、その欲求を満たすための行動を起こすようになるとする説。
心理学、経営学、医療、マーケティングほか、自己啓発、スピリチュアル市場まで幅広い領域で活用されている。
また治安が良い日本では就学率・就職率が高く、幼少期から何らかの組織に属している為、
逆三角形型であるとも言われる。
なお、当然の事だがマズローはスシローとはまったく関係はない。
ええやん、マズロー。
本日もご愛読いただき誠にありがとうございました!!
さて次回の学生気分のブログ物語は…
幸福追求道2
芸術至上主義
第2回
延びる寿命と縮まる寿命
今、やるべき事は…
お楽しみに!!
次回更新日 2025年8月2日(土) 予定です。
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